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2010年09月14日(火)更新

「脱亜入欧」から「脱欧入亜」?

昨日は市内のロータリークラブ(RC)に招かれて短い講演をしました。
ロータリークラブに限りませんが、いろいろな奉仕団体、異業種交流や
職能団体など会員の減少に悩んでいるところは多く、会費収入の減少で
解散を考えている業界団体もあると聞きます。

RCも100年も経つと、自己変革できなければ制度疲労を起こすのは当然。
昨年会長としてボーイスカウトとの協働を企画しましたが、ボーイスカウト
も100年余りの歴史があり、こちらは少子高齢化の影響も受けています。

100年・・1世紀。 短いようで長い。

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夏目漱石が英語研究のため文部省の派遣で英国へ留学したのは1900年。
9月8日に横浜を出発。 上海、パリ(万博見学)を経由してロンドンに
着いたのは10月28日。50日かかっています。33歳の時でした。

この程、ロンドンの下宿前にある「ロンドン漱石記念館」内に、英国留学
110周年を記念して、漱石の等身大胸像が設置されたそうです。

“等身大”で思い出すのは、ある日、漱石が道を渡ろうとすると、向こう
から、背の低い猿のような黒っぽい異様な足の曲がった生き物がこちらへ
歩いてくる。それがショウウインドウのガラスに映った自分の姿であると
気付くのに時間はかからなかったという話ですが、かなりメゲたようです。

こういう日本人の体形からくる劣等感や少ない留学費は、軍事や医学研究
での留学とは違う、文系の漱石にはかなりつらいものだったようです。
本を買いたいため、水とパンだけの日を続けたともあります。
それは滞在中も帰国後も苦しめられる神経衰弱、胃弱の遠因となったよう
にも思われます。

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以前、ある方のブログで、これからはアジア(亜細亜)の時代。今までは
十数時間もかけて飛行機で米国や欧州へ行かねばならなかったが、今後は
米欧の人が来る番だ、短時間でアジア各地へ飛べる日本は有利なのだと。

最大のマーケットでもある中国にしても、遠い距離、困難な中国語習得など
欧米人には不利。同じ漢字文化の国、最後は筆談でもやれる日本人には大き
なチャンスだと思いませんか?という内容だったと記憶しています。
「なるほど、そういう考え方もできるな」と感心した次第。

漱石が苦しんだ「人種差別」や、いわれのない「嫌○○」などはあっては
ならないと思います。アジア抜きには語れない時代になったのですから。

「脱亜入欧」ではなく「脱欧入亜」?という言葉が浮かびました。
私が初めて使った言葉なら嬉しい、と思いましたが、残念! 
Googleで検索したらちゃんと出てきましたヮ。


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