大きくする 標準 小さくする

2010年05月25日(火)更新

将来の人類に必要なんです、という経営発想

「『いまの消費者に必要』なんじゃなくて、『将来の人類に必要』という
発想から出発しているんです」


この言葉にグッときました。
これは月刊『文藝春秋』(6月号)大宅賞40周年記念特別企画「足るを
知るひと」~大宅賞作家5人が惚れ込んだ、自らの信念に生きる人々~の
文中に出てきます。

ノンフイクションライター野村 進氏の「バイオで復活した酒蔵の五代目」
~お米の力で新たな素材を生みだした~という文章の主人公=徳山孝さん
(勇心酒造社長・香川県)へのインタビュー時、長男で同社の営業部長を
つとめる孝仁さんが、言葉少ない父親を補足して「いまの消費者・・」と
お話されたようです。

モノやサービスが売れない厳しい環境下では、つい目先の客(消費者)の
ことしか考えないようになりがちですが、こんな風に「人類スケール」で
考えている経営者もおられるんですね・・感動しました。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ところで、なぜこのように永いスパンでものをみることができる経営者が
日本に生まれるのか、という背景には、このレポートに野村さんの次のよう
な記述があり、ちょっと得心しました。(転載お許しください)

         ***********

『最近かなり知られるようになってきたが、日本は世界の中でずば抜けた
“老舗大国”なのである。創業千四百年を超える世界最古の企業があるのも
日本なら、世界中の創業二百年以上の企業のうち、その半数近くを占めて
いるのも、ここ日本にある企業なのだ。たとえば、創業二百年以上の企業
は、中国には九社、インドには三社、おとなりの韓国にはまったくないが、
日本には約三千社もある。第二位のドイツが八百社だから、ドイツの四倍
近くもあるわけだ(その理由や背景については拙著『千年、働いてきました
』を参照されたい)』(引用終わり)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

酒造業や百貨店に限らず「老舗」の苦境も耳にしますが、「日本のパワー
の源泉=文化力」の衰退こそを憂えるべきなのかも知れません。


株式会社横山工藝 横山国男
染型工房横山工藝プリントのことなら
【染型工房 横山工芸】
オーダーよさこい屋お祭り、太鼓の衣装なら
【オーダーよさこい屋】
オーダープリント屋オリジナル柄をお好きな生地に1mから
【オーダーぷりんと屋】

:::株式会社横山工藝:::
 オリジナル生地「オーダーぷりんと屋」布製品へのダイレクトプリント「PriX」
 横山国男社長ブログはまじい専務ブログ制作事例ギャラリー
:::オーダーよさこい屋:::
 2009年制作事例セミオーダーのご紹介よさこい屋店長ものづくり日記
 スタッフ日記なおくま店長日記日と月・エチゼンニッキ / よしくま日記