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2009年07月22日(水)更新

「人生は、安いワインを飲むには短すぎる」・・か。

100年に一度かどうかは知りませんが、昨年末以来、緊張を強いられる経営が
続いています。いろいろ考える時間も増え、やる気もむしろみなぎるような感さえ
ありますが、そのせいか趣味に関する本もあまり手に取る気がおきません。

そんな中で、久しぶりに月刊のゴルフ雑誌「チョイス」をパラパラ拾い読みしている
と、タイトルの表題がついたインタビュー記事が。

インタビューを受けているのは、元キャロウェイゴルフ・クラブ開発総責任者の
リチャード・ヘルムステッター氏。(私と同年の1942年生まれ。以下RH)
カリフォルニア州カールスバッドのガレージからスタートしたキャロウェイ社も、
今や世界最大のゴルフ用品メーカーに成長しました。

クラブを比較的買い換える私ですが、氏が18年にわたる日本での仕事(開発)中
に深く関与したと思われる「ビッグバーサⅢ(ジャパンバージョン)」のフェアウェイ
ウッド5本はもう6年ほど使い続けています。あのアニカ・ソレンスタムや日本の
男子(シニア)、女子プロも多用していました。打ち易い名器だと思います。

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<以下本誌103Pのインタビュー記事から転載>

・・・・・前段略・・・
R・倉元=このウエッジも面白いですね(*ウエッジとは短い距離を打つクラブ)
“Life is too short to drink cheapwine”という刻印がされています。

RH =直訳すると「人生は安いワインを飲むには短すぎる」。私の座右の銘です。
かなり過激な言い回しですが、「何事にも一生懸命取り組むことが大切で、いい
加減なことはするべきではない。物事を追求することではじめて、素晴らしい発見
があり、人生が豊かになる」 そういうふうに解釈しています。決して中途半端に
満足したくない。クラブ造りは勿論のこと、食事、趣味、人生すべてに対してです。

「日本の職人さんの仕事に対する気構えや誇りは素晴らしいの一言」 と親日家
らしいエールもおくっていますが、私が感じたのはやはりアメリカ人だな、成功の
美酒を飲むためには「自分がやらねばならないことがわかっている」のだ、という
こと。

安いワイン(中途半端)で満足している人生は「生きた」ことにはならない、時間を
惜しめ、死ぬまで最大限の努力を、そしてうまい(高い)ワインを飲むのだ、という
ことでしょうか。

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今や日本人の男女合わせた平均寿命は83歳、世界一とか。しかし毎日すること
もなくテレビの前に座っているだけの老後ではあまりにも淋しい、とも思います。

だがしかしです。ここまでブログを書いて「何かズッと小さな違和感」がとれません。
それは「人間、努力(自力)はもちろん大切だが、“運”(他力)も大事」ということ。

最近「スローカンパニー」(私の造語)でいいじゃないか、とも思うテキトーな人間の
私には、“安いワインも美味しく飲む術”こそ日本人の人生観だったんではないか、
なんてことも考えてしまいます。(長屋の連中の“お花見”なんてその好例でしょう)。

18年日本で暮らし、成功したヘルムステッター氏も、日本人の花鳥風月心の方は
あまり“追及”しなかったのかも知れない、となんとなく思いました。


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