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2009年06月03日(水)更新

普通の感覚

『経営者の条件は唯一つ。自分より優れた人を使うことができること。これだけで
充分ですわ。』(松下幸之助)

先日、奉仕団体の必要な会合があって10名ほどでマイクロバスを用意して京都
まで出かけました。
帰りのバスの中で、電気製品も扱われているある会員が「松下幸之助」さんの
生前のビデオを流しました。有名な「熱海会議」(メーカー主導の販売方針に
販売店が強い苦情を直訴した話で、幸之助さんが一晩考え、販売店さんの主張
の方が正しいと受け入れる話だったと思います)を中心にしたビデオでした。

最近、松下幸之助さんの語録などをチョコチョコ読んで遅ればせながら「経営の
神様」と言われたことに納得することが多くあります。冒頭のフレーズもその一つ。

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松下幸之助さんについては「水道哲学」とか、ごますり器まで電気でやるのはどう
かな、と思った時期があり、業種も違うので強い関心を持たずにきました。

語録の中に次のような話があり、ああ、大事にしなければならない感覚だな、と
思いました。

要約ですが、あるとき幸之助さんが取引先の社長さんに昼食をご馳走になる
話が出てきます。(きっとお高いうなぎやさんか何かではなかったかと)。

取引先の社長さんが「あれ?松下さん、食べないんですか。お嫌いですか?」と
箸をつけない幸之助さんに尋ねると
「いやいや、嫌いではありません。頂きます。ただ、今ちょっと時計をみるとまだ
昼前ですわ。この時間うちの従業員は汗だらけ、油まみれで工場で機械を動かし
ているんやろな、と思ったのです」。

略そんな話で、松下幸之助さんの信奉者の方はよくご存じではないかと思います。

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GMが破綻しました。リーマンブラザーズの蹉跌以来、彼の国の企業経営者の
巨額の報酬が取り沙汰され、日本人の感覚では理解できない部分もあります。

「パワーランチ」とかいう言葉もあるようですが、経営者、トップが昼飯を食う時、
松下幸之助さんのような思いを持った人もいたのでしょうか。

経営者になってもこのような「普通の感覚」を失わないようにしたい、と今朝は
思いました。


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