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2009年04月10日(金)更新

「まんがタイトルロゴと書の美」展 書家吉川壽一の挑戦

SYO ARTISTと名乗る書家の吉川壽一さん(当社顧問)が、先月京都の中心部、
烏丸御池にある「京都国際マンガミュージアム」で展覧会を開催。

今回の個展は「まんがタイトルロゴと書の美 鳥獣人物戯書」と題して、数々の
漫画のタイトルロゴを書いてきた吉川さんが、この展覧会のために「当初とは変化
しているストーリーや主人公に思いをはせて新たに書いた」という渾身の作品を
展示しました。私は会期末ギリギリに観に行きましたので、ブログでのご案内も間
に合いませんでした。

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いつものように特大の揮ごう作品は、10年以上も連載された三国志の世界を
題材にした「蒼天航路」の作者、王欣太(キング ゴンタ)さんとのコラボレーション。

龍の絵はキングゴンタ、“気”の文字は吉川壽一との共作
 
龍の絵はキングゴンタ、“気”の文字は吉川壽一との共作


宮本武蔵の生き様を描いた「バガボンド」(井上雄彦)、第二次世界大戦のさなか
にタイムスリップした自衛隊兵士をモチーフにした「ジパング」(かわぐちかいじ)、
他講談社の「モーニング」に掲載されたものを中心にタイトルロゴだけでも20作品
におよびます。

会場ではセリフを面白く配した「マンガふきだしの書」をはじめ、種々のパネル作品
など総数90点が訪れた人を圧倒させてくれました。

展覧会チラシ 展覧会チラシ

その他このマンガミュージアムの館長である養老孟司先生との対談も会期中に
企画されました。
そのお題が『書として見るか。画として読むか』ですから、このお二人の話はかなり
シュールな内容だったに違いありません。

またコスプレを楽しむパフォーマンスも何度か行われ、この古都の度肝を抜く
「書展」の様子は、新聞の他にNHKで関西一円に放送されたようですから、ご覧
になった方もいらっしゃるかも知れません。

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ところでもう一つ素晴らしかったのが、この「京都国際マンガミュージアム」の建物。
京都の方はご存知でしょうが、ここは廃校になった「元龍池小学校」で、ミュージ
アムに改装されました。
これが本当に当時の面影を残しながら、レトロとモダンの内外装が“はんなり”と
調和して、いつまでも歩き回りたい懐かしくも温かい迷路のような空間なのです。

50万冊を超え、今なお増え続ける漫画の収集、日本が生んだコミック文化に触れ
たいと多くの外国人旅行者のキョウト新名所にもなっているようです。

「SYO ARTIST 吉川壽一」の今回の挑戦相手は、千二百年をはるかに超える
時間のものすごい集積と厚みを持つ「京都・KYOTO」だったような気がします。


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