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2009年02月18日(水)更新

はっきり言います!「なんですぐに起業??」・・いよりんさん。

17日付[明大生との毎週一問百答]で、明大商学部の大塚さんが「起業します!
個人事業ですが、正直怖いです。不安です。経営者のみなさまが起業するときに
気をつけていたこと、失敗したことアドバイスなどありましたらお願いします」と質問
されました。

これに対し、間髪入れず人材育成のサポーター井寄事務所の“いよりん”こと井寄
さんが「学生からなんですぐに起業??」「起業するなら会社に最低3年は勤める
べき!」と、他の経営者のみなさんはどうお考えかわかりませんが、と断って持論
を述べられました。詳しくはいよりんさんのブログを再読いただくとして、私も同感
です。
(この際いよりんフアンであることはぬきにして)。

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私も8年ほど商社でサラリーマン、どうしてもつくりたいものがあって、その後3Kも
かくやと思われる町工場2社(最初は商社の先輩が社長、つぎは典型的町工場の
親父さんが社長)で計7年、それから起業しましたので本当に貴重な経験をした、
と今は思います。

生来の職人気質と用心深さがあいまって、なんとか30年零細な企業を続けて
これたのではと考えておりますが、いくつか私なりにアドバイスができることもある
ように思います。
ただ少し長くなりますのでブログでは意を尽くせません。ご興味があれば大塚さん
メールください。

それにしても大塚さん、いよりんさんの剣幕には驚きましたよね!。
大塚さんはもう「起業します!」と言ってるのに。・・・アドバイスになってない(笑)
でもいよりんさんは誰よりも大塚さんたちのことを心配しているんですね。ご自身の
経験から。

「経営者会報ブログ」は素晴らしいと再認識しました。

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ちょうど今読んでいる本「あなたには“躾”があるか?」(斎藤 薫著 講談社)に
面白いことが書いてありました。

No221【一流企業の躾】 <一流企業は、一流の躾をするから“一流”なのだ>編。

抜粋です。
『 「一流企業に1年でも2年でもいた人って、30代40代になってもわかるんです」
と言ったのは、ある小さな企業の女性社長。「特に、何でもない基本的なことで
わかります。“おじぎ”より、もっと基本的なことで」。
“おじぎ”より基本的なことって何なのかと思ったら、おつかいもので持っていく
おせんべいの袋を床に置かないとか、お客様がいらした時、首だけじゃなく体ごと
そちらを向くとか・・・。まさに“体の中に躾があるかどうかってこと”をこの人は
言いたいのではないのか。(中略)一流企業は、たとえば3ヵ月の“研修”みたいな
もので、社会人としての“言葉にできない躾”を一人一人の体に送り込んでいる。
まずは“会社の名に恥じない人に”という、誇り。それが、いつの間にか“躾ある
人たち”を育成するのだろうと言うのである。 これ、すごくよくわかる・・・(略)』

・・その無言の躾が代々伝承されてきたのが“一流企業”というものである。
だから、つべこべ言わず入れるなら入ろう、一流企業。と結んでいますが、もちろん
一流企業って大企業とは限らない、と私は思います。

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そう言えば、この未曽有の不況を作りだした元凶は「躾」のできていない連中の
仕業だったのかも知れない。


横山国男

【染型工房 横山工藝】
http://www.ykougei.jp/
【オーダー よさこい屋】
http://www.yosakoiya.jp/
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