大きくする 標準 小さくする

2009年02月11日(水)更新

沖縄は「琉球国」として独立したらどうだろう。

先週末、ここのところ厳冬期に恒例になっている沖縄へ。
近くの小松空港では出発日も帰着日も気温6度前後(今年は雪はないですが)、
那覇は滞在中、日中は23度前後で、もう桜が葉桜になっているところもありました。

それにしてもなぜこんなに国内なのにバカ高い旅費になるのか。すべてインター
ネットをフルに使って、「早割運賃」と「宿泊バーゲン」を使い倒し、これ以下には
ならないところまで工夫していますが、円高の今、「韓国ツアー」の格安ぶりなどを
見ているとあきれてしまいます。

上海からの留学生などに聞くと、日本は大体何でも5倍くらいの感じと言います。
そうかも知れません。福井・東京間のJR料金が約3万円ですから、中国の都市部
一般勤労者の2か月分の給料くらいが乗車賃で消えてしまうのです。

このような高コスト・高賃金・低生産性ではグローバル化、フラット化にとても耐えら
れるとは思えません。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

飛行機の窓から見える美しい島々、トロピカルな風景は雪国から来たものには
縮んでいる体、心がゆっくりと解凍されるような気さえします。
しかも、最近沖縄の名の通ったリゾートは「アジアンリゾート」と言ってもよい、
国際級のホテル・サービスが増え、ここは「バリ島」の一流ホテルか、と思える
ような雰囲気、サービス持つホテルも多くなりました。

しかし、必ずしも観光客が増えているようには見えません。今回は特にホテルも
空港もにぎわいが少なかったように思いました。ここにも「世界同時不況」の影が
忍び寄っているのでしょうか。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

何度か沖縄へ行くうち、「沖縄」は独立した方がよいのでは、と思うようになりました。
もちろん、その前に日本が連邦制などをとる必要がありますが、17世紀後半に
薩摩藩の付庸国となるまで「琉球王国」という、独自の政治・経済・文化を持つ
独立国だったのです。明の配下に置かれた時代もあったようですが。

地方分権といいながら東京一極集中はますます進み、日本の政治、経済、社会が
今後まともに機能するのだろうかなど心配される時代。
そのすぐれた固有の文化、風土、国際級になってきた観光資源の整備などを
生かして、日本政府の諸々の規制や制約から自由になり、中国やロシアと直接
航路を開き、観光を大きな産業として真のアジアンリゾートを目指すというのは
どうでしょうか。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

考えてみれば「北海道」も同じような気がします。いつまでも硬直化した中央政府
に頼らず、地方が活き活きと「国づくり」ができる時代が来た方が幸せではないか、
そんなことを帰りの飛行機の窓外を見ながら考えました。



横山国男


【染型工房 横山工藝】
http://www.ykougei.jp/
【オーダー よさこい屋】
http://www.yosakoiya.jp/
<<  2009年2月  >>
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28