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2007年06月02日(土)更新

観音さまに逢いたい・・禅僧からのお葉書 その二

「一枚のはがきから仏教を」という活動を続けておられる越前市の「金剛院」
ご住職、諏訪普現(すわふげん)師からのおはがきは、毎回とても鮮烈で
ときには癒され、また静かに自省をよびさまされる時も。

禅僧からのおはがき

独特の筆文字で毎回かなりの枚数をここは自筆されるのです。

反対側の表面は、切手と小さい宛名シール以外のスペースに「仏さまへの
思い」をいつもいっぱいに書かれます。

ふげん師はお見かけしたところ50歳前後かな、と想像するのですが、
大好きな作家で禅僧の玄侑宋久さんにちょっと雰囲気が似ておられます。

禅宗のお坊さんは坐禅のせいでしょうか、正座されてもあぐらをかかれても
本当にゆったりと美しい「形」で、感心させられますが、ふげん師もそのお一人
です。

「地蔵院」の親寺にあたるとか、前回の松野先生の「人間塾」にも時々顔を
出されたので親しくさせていただくようになりましたが、「金子みすず」について
とても詳しく教えていただきました。

きっかけはふげん師がみすずの生地、仙崎を訪ねたお土産に一枚の絵ハガキ
を下さったのですが、それが「弁天島」の詩、自筆原稿の写真でした。

不明を恥じますが、それまで金子みすずってジャズ歌手だったかな、と勘違い
していた私ですが、いっぺんに引き込まれました。

詩集も買いましたが、先年書家の吉川壽一君と下関まで旅行したのに、その
時はこの薄倖な仏心厚い詩人を知らなかったので、近くの「仙崎」を訪れる
チャンスを逃してしまいました。



          ****************

ふげん師からははがき以外にも、毎年新年にお手製のカレンダーや「金剛院」
の”何があっても立ち直れるおまもり”なども頂戴します。
いつも財布に入れていますが、無事ですごせているのはおまもりのご利益でしょう。

おまもり
    おまもり

いただくばかりなので、今回は専用の「インクジェット染色機」でTシャツを一枚
お作りしました。 暑い時期の作務にもいいかと。

Tシャツ
観音さまに逢いたい・・・Tシャツ


横山国男

【オーダーよこさい屋】
http://www.yosakoiya.jp/
【染型工房 横山工藝】
http://www.ykougei.jp/

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