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2007年06月19日(火)更新

次の5年、”自社の環境問題”をテーマに頑張る

6月は世界的に「環境問題」を考える月として、国連その他、学者・研究者から
温暖化、資源の枯渇などに対する提言・警告が連日TV番組などで特集が組ま
れて、「これはえらいことになる」と思わざるを得ません。

日本でも6月を「環境月間」としています。
「年金問題」で頭がそっちの方へいってしまって、「それどころじゃない」という
ことかも知れませんが、資源の枯渇や、新興国のエネルギー需要の爆発的な
伸びが、価格の高騰、物価の押し上げにつながり、「年金暮らし」の甘い老後
などを夢見ていると、ひどい目にあうのでは、と思ったりします。

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当り前のことですが、人間は自分が生きている間の体験や事象の変化しか
「実感」できないわけですが、どう考えても私の経営者としてのこの30年は、
(60年間日本は戦争には直接関係なかったことをのぞいても)、振り返って
「環境」という視点からみると、とんでもない時代だった、と。
私たちはこの点では”A級戦犯”として将来裁かれるかも知れません。


今時、盛大な創立記念のパーティーや、賀詞交歓の年賀会などは、株主から
クレームがつくという理由でも減ったそうですが、あの大量の食べ残しや、
もらっても困ってしまう記念品など、「こんなことをしているといつかはバチが
あたる」と考えたのは私一人ではないと思います。

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先に豊かになった日本(物質的にですが)は、なかなか新興国に対して「資源・
エネルギーの大量消費」を「いけないこと・考えなければならないこと」として
強調できないウラミがありますが、ここはひとつ「自社・自分」からできることを
始めなくては、という気になっています。

3Lの排気量の車に乗って「なにを偉そうに」と言われれば、一言もありませんが、
これからの5年、「省エネ・省資材」をテーマに「コンパクトな会社・工場造り」を
目指すことに決めました。


近くの里山に登って(頂上の茶屋で時々昼飯を食べますが)、市街を見下ろすと、
わが社は周辺に民家が多いので、屋根が結構大きく見えます。
ここに「ソーラー設備」「雨水(中水)利用」など、いろいろなアイデアが浮かんで
きます。
いずれも高額な設備費がかかるでしょうから、おいそれとはいかないでしょうが、
何とか一部でも実現するのを「最後の仕事・地球への罪滅ぼし」にしたい、と
考えています。


親友の建築家で「環境問題の実務家」でもある友人が、「OA機器や湯沸かし
ポット、TVなどすべての待機電力をやめると原発3基が要らなくなる」とか言って
いましたが、とりあえずこのように小さなことから始めなくては、と思います。

その前に、コンセントを抜くため、山になっている本やガラクタの類を片付けなく
てはなりませんが。


横山国男

【オーダー よさこい屋】
http://www.yosakoiya.jp/
【染型工房 横山工藝】
http://www.ykougei.jp/

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