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2007年05月23日(水)更新

リボン図書館

???「リボン図書館」?。リボンに関する書籍が集められた図書館でも、
リボンで作った本がある図書館でもありません。


この5月の半ば、パリ2区・ビクトワール広場、有力メゾンのブティックや、
ギャラリーの集まる一等地に、当社の有力な顧客であるS繊維工業さんが
ショールームを出されたのです。

「図書館」とはプリントリボン、ニットテープ、チロリアンテープ、パイピング、
コード、トリミングテープ、オリジナルスエード調人工皮革などなど私も
知らないないものもありますが、およそ3万4千点をまるで図書館の書架の
ように配列、展示した様を取材した業界紙の記者が「リボン図書館」と
名づけたようです。(繊研新聞5月12日・パリ松井通信員の記事から)


S繊維工業さんは、福井というより日本を代表する「服飾副資材メーカー」
さんです。最近は人工血管など医療分野へも進出されていますが、なんと
いってもアパレル(スポーツも含め)、ファッションになくてはならない
細幅織物、リボン、テープ、ユニフォームなどの袖や裾に使われるフライス
生地などの特殊品メーカーとして年々業容を拡大されてきました。

当社とのお取引も20年になりますが、ラッピングリボンやテープなどへの
「シルクスクリーンプリント製版」をさせていただいております。

クリスマスの金・銀の入ったリボン、オーガンジーなどの薄い生地のリボン、
婦人靴の水玉のリボンなど夢のような美しいプリントリボンは「包装の簡素
化」という逆風もあるのですが、決してなくならないものの一つでしょうし、
フアッションに使用される副資材のレベルは今や世界でも日本がリードし
ているのではないでしょうか。


S社長とはゴルフもご一緒したことがありますが、先日小松空港からの
帰り、お寿司屋さんでばったりお会いし、「ぶんか」という福井県の文化
広報誌でS社長さんが「歌舞伎が大好き」という巻頭コラムを書かれて
いたことをお話しているうち、私が「能楽好き」だということもわかって
大いに盛り上がりました。「いやー、知らなかったなあ。でも能はよう分らん。
歌舞伎がやっぱりいいわ」。

しかし「日本の芸能・伝統文化を大切に守り、その美と心を企業経営に
活かす」という点では完全一致でした。
きっとパリでの「オープニングパーティー」ではそのあたりのイベントも組み
込んだものだったに違いありません。

リボン リボン拡大

〈マイリボン〉
家内が趣味のパン・ケーキをラッピングする為に作りました。我が家の
白ネコ「コージー」もモチーフに。
“マイリボン”をお作りになりたい方はご相談ください。

横山国男

【オーダーよさこい屋】
http://www.yosakoiya.jp/
【染型工房 横山工藝】
http://www.ykougei.jp/

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