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2007年11月06日(火)更新

ホセ・カレーラスを聴きました

3日(文化の日)金沢の石川県立音楽堂で三大テノールの一人「ホセ・カレーラス」を
聴くことができました。(10・31東京、11・10大阪)
確か3ヶ月ほど前にチケットを買いましたが、この間にパヴァロッティが亡くなりました。

オペラが大好き、オペラに詳しいという方は大勢おられますが、地方に住んでいると
オペラの公演などは極めて少ないもので、私のオペラ原体験は、中学生のころ、
「労音」で市の公会堂で見た(聴いた)藤原歌劇団の「椿姫」(主演大谷きよ子)
だったと思いますが、その後ほとんど鑑賞の機会がないまま今日に至っています。

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それでもあの「ルチアーノ・パヴァロッティ」の魅力はすごいものがあって、いつかCDも
買い、TVのワールドカップ「三大テノール」公演、トリノ冬季五輪の「トゥーランドット」
の歌唱など印象的でしたが、残念ながら今年の9月6日亡くなってしまい、カレーラス、
プラシド・ドミンゴとの「三大」は崩れてしまって、テノールの一つの時代が終わったと
いう方もおられます。

私の尊敬するブロガー(ご趣味は声楽)によりますと、ルチアーノはあの立派な体格が
楽器となってハイCといわれる高音も余裕をもって、しかも美しい声で歌える稀有の
テノールなんだそうですが、私はオペラのアリアより、彼の「カンツォーネ」の方が大好きな
一人です。(3日は東京芝・増上寺大殿内で”パヴァロッティ追悼公演”も行われたようです)

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「ホセ・カレーラス」を一口でいうと、「端正」だと思いました。

ドミンゴと同じスペイン生まれのようですが、見た感じでも三人三様でそこがまた魅力
だったのでしょう。

「ベル・エポック」と題したプログラムで20曲近く、言葉が分かりませんが、「端正」な
声とスタイルで魅了し、満員の聴衆から「スタンディングオベーション」のアンコールが
ナント4回も繰り返されて素晴らしいコンサートでした。

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先ほどのブロガーさんから、「音楽は生で聴くに限ります。生だけが音楽という考え方も
出来ます。よく料理などで手作りを評価しますが、それと相通じる面があります」と
教えていただいて、出来るだけ多くの生で聴く機会をこれからも得たいものと再認識した
一夜でした。

チラシ

横山国男

【染型工房 横山工藝】
http://www.ykougei.jp/
【オーダー よさこい屋】
http://www.yosakoiya.jp/

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