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2010年04月19日(月)更新

さまざまのこと思ひ出す桜かな

週末は近くの桜の名所、足羽山で「よさこい衣装デザインコンペ大賞受賞の祝い
と新入社員の歓迎会」を開きました。山の上は少し気温が低いせいか、うす灯り
のなかに浮かぶまだ満開の夜桜が幻想的。

薄明かりの中の幻想的な夜桜

表題の俳句は芭蕉の数少ない桜を詠んだ一首。たしか、伊賀の仏像のみが立つ
廃寺跡の桜を詠んだもので、最晩年の句だったとか解説を読んだ記憶があります。

桜の時期、この句は人それぞれにさまざまなことを思いださせてくれるような気が
してとても好きです。

毎年この時期、和レストラン“桜ばし”に架けられる色紙

この時季、いつもお世話になっている近くのホテルリバージュアケボノのレスト
ラン「桜ばし」さんに、以前差し上げた書家吉川壽一さんのこの句の色紙が
懸ります。

ホテルは日本の“桜百選”でも有名な足羽川堤を目の前にし、「桜橋」のたもとに 
建っているという「桜づくしのホテル」。

経営者ご家族のホスピタリティー、上質な調度品や季節のしつらいなどは、今時
のビジネスホテルなどでは味わえない、いわば小さなシティホテル。

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その「桜ばし」で先日カナイと食事をさせていただいた時の「箸置きマット」がこれ。

桜の絵と俳句が描かれた箸置きマット

扇にて酒くむかげやちる桜 の句が。

俳句は好きでも素養のない私には、作者不詳で意味ももう一つでした。

あとで社長の妹さんの支配人が教えてくださいました。

作者はこれも芭蕉でした。

爛漫の桜の木の下、興のおもむくまま謡曲の一節を舞う。扇を大杯に見立てて。
そこへ一陣の春風が吹き、桜の花びらが扇の盃に舞い落ちてきた・・ というよう
な意とか。

桜前線は今日はもう北上中です。


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2010年04月15日(木)更新

「カイトボード」のベストポイントとは知らなかった。

若い米国人の友人、D君が先週末から4日ほど我が家に滞在しました。
日本は初めてだそうですが、「鮨と日本酒」に目がなく、「カラオケ」「温泉旅館」
「禅の道場(永平寺)」などにも大いに興味があるとのことなので案内しました。

しかし、最大の目的は趣味の「カイトボード」をしたい、それも我が家から近い海岸、
世界のカイトボーダーなら誰でも憧れる「イツキ」でやりたいと前もって連絡があり
ました。

「イツキ」??、どこそれ??私とカナイは首をかしげたのです。聞いたことない。
大体“カイトボード”って何? 初老の私達にはわからないことばかり。

ハイ、インターネットです。
分かりました。いろいろなことが。

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「イツキ」とは“五木”のことで、市内の西端日本海に面する「鷹巣海水浴場」の
隣地の砂浜で地元の人しか知らない名称のようですが、世界のカイトボーダーに
は有名なスポットとのこと。

「カイトボード」とは、山の上から滑空して飛翔するあのカイト(合繊製のタコ、翼)
と、足にスノーボードに似た板を履き、海上(冬は雪面、凍結した湖面など)で風
を捕まえて滑走、飛翔、着水してカイトを操りながらセーリングするスポーツの
ようです。

’99年ごろ、フランス人がハワイで初めてやったとか、その頃とはカイトや操作
器具も大分進歩して、今ではヨーロッパを中心に愛好家が増え、米国でも2万人
くらいいるらしいとのこと(D君から聞きました)

カイトボード ~イツキ海岸にて

来日翌日の土曜日(10日)は、絶好のカイトボード日和。
日本では草分けと言われる近くの三国海岸で専門ショップを開いている赤土正剛
さんの案内で、数時間のイツキを楽しんで大満足したようです。

カイトボードのワールドカップで2位になったこともあるという、赤土さんから
「なぜイツキ(五木)なんですか?」を聞きました。

「北東の方角、あそこに石油備蓄基地が見えるでしょう。あのタンク群が日に照ら
されると温度が上がり、上昇気流が発生するのです。するとこのあたりの空気が
引っ張られ、南西からの風が発生します。沖が静かなら波はあまり高くならず
しかも遠浅でないので着水の時ケガをする危険性が少ないのです」。

ナルホド納得。我が家からそう遠くないところに「世界有数」があることを初めて
知りました。

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2010年04月09日(金)更新

王貞治さん・・桜のような人

先週3日、4日の週末は京都の北、宝が池の「国際会議場」での国際ロータリー
第2650地区(京都・奈良・滋賀・福井4県)の地区大会でした。

会員総数5000名近い日本でも最大の地区(ゾーン)。今年のホストクラブは
久しぶりに「京都ロータリークラブ」で地区の中心的存在。
会員には裏千家総帥の千玄室(前宗室)さんをはじめ、京都の有名旅館、名門
企業の経営者がキラ星のごとく並ぶ。

ロータリークラブだけではないですが、会員の高齢化→減少、制度疲労もあって
低迷する奉仕活動をなんとか再生へ、ということで本年度は会員夫人の参加も
企画、会議場のある宝が池の満開の桜を背景に、舞妓さん、芸妓さんを配した
「園遊会」、チケット入手がなかなか困難な祇園甲部「歌舞練場」の「都をどり」の
観覧など華やかなエクスカーションの数々で多くの参加者がありました。

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本会議のプログラムの一つ、今年の地区テーマ「育てよう、人」に沿った記念対談
には王貞治さんが登場しました。

王さんといえば早実のエースとして出場した、昭和36年の甲子園(選抜)でたま
たま親戚の新聞記者に連れられて記者席の隅から見たこと(社会人1年生だ
った私)、15年ほど前、ゴルフ場のイベントで長嶋さんとともに来場した際、運営
のお手伝いをしたので間近でまぶしい思いで見たことがあります。

今回、1時間ほどのアナウンサー(スポーツ担当)とのリラックスした対談を聞いて
“人間 王貞治”さんに深い感銘を受けました。

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大げさでなく、「王貞治とはこういう人だったのか!」と、その人間性に触れた感動
は今日まで続いています。

巨人の監督を藤田元司さんから引き継いだころは「全試合勝つことしか頭に
なかった。巨人の監督とはそういうものだ」と。
しかし、解任されてから数年後、再び中内ダイエー会長からのたっての要請で
「福岡ダイエーホークス」(現ソフトバンク)を引き受ける時には「50敗まではして
いいんだ」という考えに変わっていたと。(シーズン130試合、優勝ラインは80勝
が目途とされる)。

また王さんは1時間の対談中、選手や球団関係者だった人への「うらみ・つらみ」を
一言もおっしゃいませんでした。アナウンサーが水を向けると「楽天の前監督の話」
を引き合いに出されて会場を爆笑させましたが、それも旧知の間柄なのでジョーク
まじりに話される。

「世界野球」での優勝の話も出ましたが、「日の丸」を背負うことへの誇り、個人の
成績より「フォァー ザ チーム」に選手を一丸とさせていくことが、何より大事と
説かれる。

しかし、それを可能にしたのは王貞治の人間力だったことにあらためて気付かさ
れました。飾らない、自分の言葉で話す。そしてあたたかい“桜花”のような見事な
日本人を見ました。

前号でソフトバンクの孫さんについて書きましたが、また違った魅力溢れる人物を
続いて識ることが出来たのは幸せでした。

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そういえば会議の写真も見事な“京都の桜”も撮ってないですね。きれいどころ
ばかりで。

古都の夜のパーテイー

前夜の「国際ロータリー会長代理歓迎晩餐会」での華やかな舞台。


歌舞練場

「都をどり」歌舞練場での呈茶席。京都の文化の厚みを感じさせてくれます。


茶菓子

お菓子はとらやの上用まんじゅう。器はお土産に。裏に「都をどり」の銘が。


舞妓さん

宮川町の舞妓さん。中学卒業してこの世界に。18歳で「舞妓さん」から「芸妓さん」
へ。他府県出身者が多いとか。

日本と日本人のまだまだいろいろな素晴らしさを感じさせられた印象的な日でした。

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2010年04月05日(月)更新

孫正義講演LIVEを見て感動しました。

USTREAMでソフトバンクの孫正義社長が5000人の主に学生の前で講演した
「孫正義LIVE2011」(全編141分)を見ました。(3月29日於国際フォーラム)
5日(今日まで)のUPとか聞いていますのでまだの方は是非ご覧いただければと
思います。

中学生のとき、司馬遼太郎の「竜馬がゆく」を読んで、高校へ入学するも即退学
してアメリカへ。寝る間も惜しんで勉強、3カ月で高校の全教科を履修、大学へ。

「自分の一生をかけるにふさわしい仕事を見つける!」「登りたい山を決める!」
自分は何をなすために生まれてきたのか、を自分に問い続けたまさに現代の
「竜馬」のお話です。感動しました。

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孫さんが何度も口にした言葉は「高い志を持て」です。

ソフトバンク・孫正義さんに対する評価には異論もあるようですが、いつの時代も
「事を成す人」にはつきものです。

NHKの大河ドラマ「竜馬伝」を見ている若い人が多いようですが、「引きちぎら
れるほどの情熱」を説く52歳の日本人がここにいます。

全ての日本の若者に見て欲しい。  勇気づけられました。

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2010年04月02日(金)更新

「情報共有」「顧客対応」に"社内専用ブログ”を使う。

4月1日から新年度。当社も33期目に入りました。先期の決算は厳しいものです。
売り上げの落ち込みはともかく、利益面は開業以来の悪い成績。

「チェンジ!」です。環境がすっかり変わってしまった。そのためにはまず社員一人
ひとりの意識を変えなくてはなりません。

インターネットを使って「染と型の工房・横山工藝」「オーダーよさこい屋」を展開し
てきましたが、新たに「オーダーぷりんと屋」を開業しました。
すべて価格競争に巻き込まれない、いわば「定価」のないビジネス(個客自身の
ものづくりサポート)を志向しようとしています。自社の持っている「強み」で役に立
つことができれば、ということです。

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そのコンセプトはいいのですが、問題は社員の「いつもコストを意識した行動か」、
「一人よがりの仕事の仕方」にあると思い、何とか「情報の共有」ができないか
と考えてきました。要するに「適正な利益を踏まえた上でのお客様への最適提案」
はどのようになされるべきか、経営者、リーダーがタイムリーな指導、助言をする
ためにはどうしたらいいか、です。

当社のような小企業ではシステムに多額の費用をかけることはできません。
そこで出てきたのが「情報共有・顧客対応」に“社内ブログ”を使う、というアイデア
です。完全に「クローズ」の環境も守られます。

「その加工だったらA社の他にB社があるので相談してみてください」「先日、この
ようなやり方で仕上がりもよくお客さんにすごく喜ばれた」「○○のコストが入って
いないよ」などなど失敗や成功を担当者一人のものだけにとどめておくのは大き
な損失ですし、また同じような失敗、ミスを繰り返さないことにも役立ちます。

この仕事に携わる経営者、リーダー、スタッフ10名は、毎日上がってくる「案件」
の全てに目を通し、必ず「コメント」をつけることを義務付けました。
そうすることで「今、会社で何が・・」を共有したいのと私や専務が持っている経験、
知識、ネットワークをスタッフ全員のものにしたいのです。事業承継の実務版とも
云えます。

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顧客管理、採算などを管理するシステムはありますが、ものによっては年間30万
円ほどの費用がかかります。「ブログ」なら月に300円ほどの維持費です。
まだ、日々フォームなどの変更、修正など試行錯誤の部分もありますが、アイデア
を出してくれたスタッフに感謝しています。

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