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2009年12月14日(月)更新

不況を吹っ飛ばせ! 2009年の“舞姫”一挙公開。 

当社の事業部である「よさこい屋」(よさこいや太鼓の衣装制作で頑張っています。
企画・デザイン・素材・生地染め・あらゆるプリントや刺繍・縫製まで全て当社で
完結する“ワンストップ”が売りです)が、2010年の「カタログ」を製作するにあたり
表紙や各ページに登場していただく「よさこ姫」を10月から募集していました。

2009年 オーダーよさこい屋カタログ
2009年版 オーダーよさこい屋 カタログ

2009年当社で制作した衣装でキメた「ベストショット」が続々送られてきましたが、
どれもが「すごい!」「きれい!」・・本当に感動しました。
選考に苦労しましたが、本年度の「大賞」1点と「準大賞」5点が決まりました。
(準大賞以下の写真は拡大してご覧いただければ姫も衣装も“きれい度”がさらに
UPしますよ)

「人はなぜ踊るか」が一発で理解できます。  健康で美しい!!!。

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よさこ姫 大賞

明新森組(福井県)有紀姫
明新森組(福井県)有紀姫


よさこ姫 準大賞

朝霞なるこ人魚姫(埼玉県)静香姫 踊ら舞華(静岡県)尚見姫
【左】朝霞なるこ人魚姫(埼玉県)静香姫
【右】踊ら舞華(静岡県)尚見姫  

めっちゃええやんず(三重県)実紀姫 一丸天舞(茨城県)一丸天舞ジュニア姫
【左】めっちゃええやんず(三重県)実紀姫
【右】一丸天舞(茨城県)一丸天舞ジュニア姫

奈良市役所チーム八重櫻(奈良県)川嶋姫・岡本姫
奈良市役所チーム八重櫻(奈良県)川嶋姫・岡本姫

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全国各地の「よさこい」で大賞や各種の賞を獲得されたチームも多いのですが、
今の「不況で暗い日本」に必要なのはこの美しき“パワー”ではないでしょうか。

奈良市役所チームには男性も写っています。
来年は姫だけでなく「よさこい王子」も募集するといいかも。


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2009年12月13日(日)更新

「伊勢型紙」・・・社業のルーツを思い起こす。

「形屋」とか「型屋」さんという仕事は、どの業界にもあります。いわく「金型屋」
「木型屋」さん等などで、その業界では通常「かたやサン」と呼ばれています。

当社は染色のプリント(捺染と言います)に使用する「型」を制作して来ましたので
「染型屋(そめがたや)」です。捺染産業の途上国への移転で、往時と比べると
見る影もないのですが、周辺のサービスに移行しながらなんとか社業を続けて
きました。

そのルーツは、遥か千年の昔より伝えられてきた「伊勢型紙」にあります。
「友禅」や「江戸小紋」に今でも一部使い続けている染屋さんもありますが、伊勢
型紙は、ほぼ「絶滅危惧種」の産業となってしまいました。

先日カナイがアメリカに住む次女を訪ねた際、次女の友人宅にお世話になり、
その写真を見るとインテリアがなかなか手作りで楽しいもので、いただいたお土産
のお返しに「伊勢型紙(伊勢型)」をクリスマスプレゼントしようと思い付きました。

西欧でも紙などを切り抜いて上からスプレーしたり、色を刷り込んで楽しむ
「ステンシル」がありますが、原理は全く同じです。この「伊勢型紙」は額に入れ
ても、電気スタンドのランプシェードなどに使ってもGoodです。

 日本の「伊勢型紙」の精緻さはハンパでなく、和紙を柿渋で固めた原紙を
「彫刻刀」で切り抜く技術は世界で冠たるものです。無数の点々で表現した
「鮫小紋」の型紙なども昔は全て彫刻道具で職人が彫りこんだのです。

しかし、4人いた「人間国宝」の彫り師もすべて亡くなられてしまいました。
明治時代のものと思われる「伊勢型紙」が「友禅職人」である友人の好意で頂け
たので、送る前にご紹介します。

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伊勢型紙 伊勢型紙

これは着物ではなく、何かお土産物用に染めるための型紙でしょう。
(広重の東海道五十三次ですね)。

伊勢型紙=多色摺り用 伊勢型紙=友禅用

いずれも着尺用です。見事な彫刻です。切ったあと模様がバラバラになりますから
「糸がけ」といって絹糸(シルク)を縦横にめぐらし、ウルシで型紙をつなぎます。
「シルクスクリーン」という言葉の語源になったと言われています。

伊勢型紙=江戸小紋 伊勢型紙=江戸小紋・部分

伊勢型紙の本のカバー裏から 糸掛けした伊勢型紙

上段は精緻な江戸小紋用「伊勢型」の見本。右はその部分ですが、気の遠くなる
ような仕事のあとが見えます。
下段左は彫刻中の写真。 右の拡大写真でも糸掛けの絹糸が細いので見えない
かも知れません。

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さて、現代ではポリエステルのメッシュ織物に感光乳剤を塗布し、絵柄を光で
焼き付けます。どんな細かいものでも出来るようになりましたが、「型紙」を保存
することはありません。(トレースと言われる“原版フイルム”を保存します)。

30年前の創業の頃はまだトレースは手で描いていましたが、今はパソコンで
100%近く制作します。手の味とか手仕事といった面はなくなり、ちょっと淋しい
ものを感じます。

シルクスクリーン シルクスクリーン

「シルクスクリーン印刷・捺染」は印刷速度が遅いので、生産性は悪いですが、
高付加価値小ロット品に向いています。刷版を通してインキや染料を下しますの
で嵩、濃度が高いので、液晶画面の電極などの印刷や、携帯などのメンブレン
スイッチの印刷にも多く使われています。下地の色を問わず、白や金、銀を印刷
できるのも特長です。

小企業の当社等はコストダウンの厳しい「ハイテク分野」にはとても参入できませ
ん。あくまで布プリントを中心とした生活文化関連分野で生き残りを考えています
が、製作方法は変わっても、1000年も使われて今もハイテクで利用されているの
ですから、「デジタル」と共存させていけば、まだまだ面白いことができると考えて
います。

間もなくお正月、そういえば神社の「絵馬」などもシルク印刷です。
受験、新しい仕事・・「大願成就」といきたいものですね。

絵馬


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2009年12月08日(火)更新

「悪事千里を走る」

インターネットはすごい発明だと思います。なにしろ「悪事千里を走る」どころか
現代では、あっと言う間に「万里」を走ってしまいます。

グーグルを規制している大国もありますが、まだ全く「情報」が出てこない国もあり
ます。パソコンだけあってもダメということなんでしょう。

ブータンのようにテレビの普及にすら熱心でない国もありますが、「とても幸せ」
と大部分の国民は思っているそうですから、それはそれでいいなと思います。

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しかし、いつかは世界中のほとんどの国で「情報発信」が可能になるでしょうし、
たとえば為政者の「悪政」や「弾圧」も世界中の人が知ることになる、これはすごい
ことだと思います。衛星放送が「ベルリンの東西の壁」を突き崩したように、インタ
ーネットはもっと大きな力を発揮するでしょう。

インターネットの功罪はいろいろあるでしょうが、「悪事千里を走る」ことを知れば
無茶苦茶なことは出来ないことになる・・「核の抑止力」より「インターネット抑止力」
の方がはるかに優れていると思うのですが。

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「悪事千里を走る」ということわざには、前段があることを初めて知りました。
正しくは「好事不出門、悪事行千里」(こうじもんをいでず、あくじせんりをゆく)で
「良い行いはなかなか広まらないが、悪い行いは尾ひれをつけてあっと言う間に
世間に広まる」という意味だそうです。

唐末から北宋の時代に編まれた書物「北夢瑣言(ほくぼうさげん)」に書いてある
そうですが、テクノロジーは進化しても「人間の営み」というのは千年たっても変わ
らないものだなぁと思います。



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2009年12月06日(日)更新

スペシャルドラマ「坂の上の雲」スタート。

NHKスペシャルドラマ「坂の上の雲」がスタートしました。先日第一回を観ました
が、なかなか面白そうです。3年ぐらいのロングランだそうです。

時代劇の場合、「ほんとにこんなイケメンだったの?」「こういう女性がいて、この
ような立ち居振る舞いはあり得ない」などと、ついドラマでありフィクションであると
知りながら余計な考えが先立ち、「大河ドラマ」はほとんど観たことがありません。

時代は明治、近代の話だし、出演者に好感を持てたので今回はちょっと楽しみ。
それにしても伊東四朗さんはうまいなあと。先日亡くなられた森繁久彌さんを初め
藤田まこと、犬塚弘、植木等さんなどいずれもコメディアンから名優の域に達した
人が多いのは売れるまでの下積みの苦労が長かったからでしょうか。それとも
「笑い」というのが人間の何か根源的なところと関係があるからでしょうか。

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年末になり、今年の「流行語大賞」は「政権交代」だったようですが、「歴女」もノミ
ネートされました。「三国志」や戦国時代の歴史、武将について詳しい女性が増殖
中とのことですが、「何といっても諸葛孔明よ!」とか「石田三成が好き!だって
ハンサムだもの」とか、写真もない時代の男どもの評価にかまびすしい。もっとも
どんな切り口からでも「歴史」に興味を持つのは悪いことではないと思いますが。

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「坂の上の雲」の原作者=司馬遼太郎は、この作品について「戦争礼賛」といった
読み方をしないでほしい、と述べたと言われています。

学校で習う「日本史」「世界史」は、“大化の改新”とか、“ギリシャ文明”とかずっと
昔の話しか覚えていない・・近世の日本の歴史にさしかかる頃の話はほとんど
時間切れで、明治維新以降の日本の近代については、系統だった知識は私には
ありません。ただ「坂の上の雲」がすべて“史実”であるとは勿論思いませんが。

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『 賢者は歴史に学び、愚者は経験に学ぶ』 (ビスマルク)

「歴史に学ぶ」というのは、ただ歴史の本を読めということではなく、そこから
成功者の知恵を学びなさい、自分ひとりで考えていても大した成長は望めません
よ、と『賢者は・・・』の解説に書いてありましたが、納得です。

 「歴史」について、実のある「読書」をしたいものとあらためて思います。


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2009年12月02日(水)更新

「インディアン サマー」

「小春日和」もいいですが、同じく「インディアン サマー」というのもなかなか素敵な
響きで大好きです。

12月1日、昨日から師走。全国的に好天だったようですが、昨日は愛知県の
春日井カントリークラブで開かれた「中部ゴルフ連盟=役・委員慰労コンペ」に出席
するため早朝に家を出ました。

コースは常緑の松は別として、メタセコイアの巨木やそのほかの木々も赤や黄色に
色づき、風もなく穏やかな雑木林もすっかり冬支度。
紅葉がハラリ、ハラリと初冬の陽の光の中を舞い落ちます。

「桐一葉落ちて天下の秋を知る」でしたか、そんな心境ではありませんが、それで
も自分の人生も「秋」を迎えているな、とちょっとセンチメンタルになるような美しい
風景。

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同組の三人のプレーヤーは、聞いてびっくり、いずれも昭和ヒトケタ生まれ。
地元放送局の役員Tさんは50年前の「中日クラウンズ」を実況中継されたとか。
日本のゴルフブームに火がついた「カナダカップ個人優勝」の中村寅吉が第1回
のクラウンズに勝った話や、小針春芳、戸田藤一郎ら伝説の名手のエピソードを
歩きながら話してくださる。

76歳のKさんにはほとんどのホールでティーショットをオーバードライブされた。
このお歳でハンデイキャップ6、同じハンディでも私とは「球さばき」が全然違う。
ゴルフは54年やられているとか。

「Kさん、もう、エイジシュートは?」と言わずもがなの質問をしてしまう。
(エイジシュートとは自分の年齢と同じか以下のスコアでラウンドすること。年齢と
の競争である。ゴルファーにとって究極の“夢”。・・・・・一度はやってみたい。
「心と身体と財布」の3つの健康が必須条件と言われます)

「30回までは数えたけどね・・・。ウチ(ホームコース)の理事長なんか80回ぐらい
やってますよ」 「!!!!!・・・・・・・・・」。

もうお一方、Cクラブの理事さんは、まったくスコアなど気にされておられない。
「いい天気ですねえ、横山さん。 こんな日にゴルフができるなんて幸せですなぁ」
とかおっしゃりながら、枯淡のゴルフの風情。

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半世紀近いライバルでもある、よき3人の老ゴルファーは、「少年」のように「インデ
ィアン サマー」を楽しみながら、私の前をしっかりした足取りで歩いていくのでした。


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