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2009年09月01日(火)更新

今はもう出来るところがありません、ということで。

アメリカが引き金となった世界的な不況も早や一年になろうとしています。
多くの業種で未だ企業は苦しみの最中にあり、活力を取り戻すのはいつになるの
でしょうか。

旅の楽しみ、それがビジネスであっても「ホテル」にお世話になることが多いのです
が、ホテル業界も未曽有の稼働率の低下に頭を痛めているようです。
お客様にサービスが低下したと思われないように、それでも考えられるあらゆる
コストダウンの努力が日夜続けられているのではないでしょうか。

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昨日は一日中、仕入れ先の資材商社のO君と「陸の孤島」(失礼)と言ってもいい
ような所まで出張してきました。

ホテルの経費節減といっても、たとえば「ハブラシ」を少し低価格のものに変える
とか、空調費や照明、事務経費、管理費の節約などいろいろ考えられますが、
ふだんから無駄には気をつけてきたはずですし、そう大きなコストダウンの案件が
ころがっているとも思えません。

ある商社から「こういうシルクスクリーンプリントの加工ができますか?」という
お問い合わせがあり、「できると思います」と答えた2,3日あとには担当者が
そろってお見えになりました。

「もう、日本でやれるところがないのです。もちろん中国でもできません。これが
できれば大きなホテルなら年間数億円のコストダウンになるのです」とのお話。
数か月の試験、テスト刷りをくりかえし、ようやくめどが立ちつつありますが、デジ
タルや機械ばかりに依存して、挙句は途上国へ産業そのものが移転して空洞化
してしまった一つの例です。

一日宿泊客一人100円~200円のコストを下げることができたら、それは年間で
億円の単位になるのでしょう。
まだまだ知恵をしぼれば、あっと驚く「コストダウンの種」があるかもしれません。

新幹線などは、いつも「なんという無駄なことを」と気づかせられることが多くあり
ます。
だいたい、福井から東京を往復すると平均的な中国の労働者の月給の2か月分
が吹っ飛ぶなんて信じられません。たかが汽車賃なのに。

「世界はフラット化する」「世界は一物一価に向かっている」と考えると、この日本
の高コスト構造をいつまでも続けられるとは到底思えません。
モノづくり以外の国際競争力が全くない所以でもあります。

自社のコストダウンももちろん迫られるわけですが、コストダウンへの提案ができ
るアイデアやモノを持っているとそれが仕事になる、・・流行りの言葉で言えば
ソリューションビジネスってことですかね。


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